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磐崎礦で採掘された原炭から岩石等を取り除き、適当な品質や大きさに選別する「選炭場」があった所で、この下にある磐城礦石炭積込場から小野田線を使って常磐線湯本駅へ石炭が輸送されていました。
その後、採掘・輸送技術の進展に伴い、経営合理化のため坑口が集約され、磐崎礦の石炭も、地下600mの坑道にトロリー電気機関車を走らせて輸送、湯本西部礦西部斜坑口から地上に揚げ、選炭し、専用鉄道向田線を使って湯本駅へ輸送されるようになりました。
選炭場跡のほとんどは常磐プラスチック工業に置き換わっていますが、近くにコンクリート製の水洗ホッパーや原炭ホッパー等の一部遺構が残っていて、間近で観ることができます。

原炭ホッパー内部

水洗ホッパー

選炭場下にある石炭積込場