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1890年操業のセメント工場で、現在稼動中の国内のセメント工場のなかでは最も古いものになります。
函館湾に延びる約2kmの海上桟橋には、ベルトコンベアが敷かれています。
これを使って、太平洋セメント上磯工場で製造されたセメント等を大型船に直線積み込み、逆に工場を稼働させるための電力を発電する火力発電所の燃料である石炭を大型船から引き上げています。
そして山に続くベルトコンベアは、年間700~800万トンもの採掘量のある峩朗(がろう)鉱山から約6.4km石灰石を直接工場へ運び、セメントを製造しています。

海上桟橋とベルトコンベア