漫然懐古紀行

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筑豊じん肺訴訟記念碑

2025-06-15 15:47:33
目次

JR田川伊田駅から徒歩約12分の所にある田川市石炭記念公園敷地内に建つ、多くの碑や像の一つ。

「じん肺」は、呼吸することにより、肺の中の細胞に粉じんが蓄積されていき、呼吸困難等になる病気で、現在も治療法がありません。

筑豊じん肺訴訟は、過去に炭鉱で就労した労働者が、石炭の採掘、岩石坑道の掘進作業等に従事して多量の粉じんを吸入した結果、じん肺にり患したとして、じん肺患者及びその遺族が、国及び石炭企業を相手取り損害賠償請求を求めて提訴しているものです。 昭和60年12月に、国を相手にした初めての筑豊じん肺訴訟が提訴され、

「筑豊じん肺訴訟」は、過去に筑豊地区の炭鉱で就労し、石炭採掘等の作業によりじん肺に罹患した労働者やその遺族が、当時の炭鉱会社や国に対して損害賠償を請求した裁判で、2004年の最高裁の判決により、その請求が認められました。 この碑は肺の形をモチーフにして、原告の勝訴を記念し2007年に建てられたもので、判決確定年と係争期間にちなみ、高さがそれぞれ、2004㎜、184㎝となっています。

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ゆきかぜ

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