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JR安浦駅から徒歩約20分の所にある防波堤。
防波堤をよく見ると、船の形をしているのがわかるかと思います。
太平洋戦争末期、造船用鋼材不足を補うために造られた、鉄筋コンクリート製の武智丸型貨物船3隻のうちの2隻が防波堤として残っているものです。
戦後まもない当時、防波堤のなかった三津口湾では、台風により度々被害を受けていたことから、地元の安浦漁協が政府に陳情、払い下げが認められた、「第一武智丸」「第二武智丸」を、係留されていた大阪と呉からここまで曳航し、海に沈めて防波堤としました。

漁業関係者の資材置き場になっていて、現在はこれよりも近くに行くことができません。

近くにある武智丸の説明板

対岸から見る2隻の全容